院内フロアサイン

目的の場所までの行き方がわからない患者さんからの問い合わせが大幅に減ることが実証済みです。

院内フロアサインは患者さんのためのだけのものではありません。病院で働く職員さんや、看護師さんにも役立ててもらいたいという思いがこめられています。院内フロアサインがあることで、目的の場所までの行き方がわからない患者さんからの問い合わせが大幅に減ることが実証済みです。その結果、職員さんや看護師さんのストレスも軽減され、医療サービスの向上のために時間を割くことが可能になります。それが積み重なることで患者さんの満足度向上にもつながり、医療品質の向上をもたらします。

JRや私鉄の駅を訪れると、最近よく目に留まるフロアサイン。
出口や乗り換え先がわかりやすく表示されているため、乗り入れる路線が多く、複雑に入り組んだターミナル駅でも迷うことが少なくなりました。
実は、このフロアサインのほとんどは、富士フイルムイメージングシステムズが手がけたものなのです。そして、院内フロアサインもこの技術を応用して作られています。
院内フロアサインや駅のフロアサインに採用しているシートは、富士フイルムイメージングシステムズが製作している「フロアスターⅢ」と呼ぶフロア専用のグラフィックシートです。

駅のフロアサインや院内フロアサインで求められるものの1つに滑りにくさがあります。フロアスターⅢは、「東京都福祉まちづくり条例」が推奨する滑り抵抗値(C.S.R)に準拠し、性能値で0.55を確保(参考値)。雨の日でも足下が滑らないように素材にも工夫が施されています。土足での利用を想定し、耐汚染性にも配慮していることも特徴です。耐久性に関しても、1日およそ5万人の歩行時で約2年間の利用を想定して作られており、床面から簡単にはがれることはありません。シートの厚みは約1mmで、病院内での車椅子、ストレッチャー、ナース用ワゴンの通行に支障をきたすこともありません。